空き家のお片付け
~ 空き家を住める状態にしてきました ~
以前掲載していただいた毎日新聞の記事を見て、お仕事のご依頼をいただきました。
内容は、空き家になっている大津市内の家に両親が住むので、住める状態にするお手伝いをしてほしいとのことでした。
こちらの家は、1階が洋室・和室・ダイニング・キッチン、2階が和室3部屋の5DKのお家です。
現地に行って依頼主さんとお話しし、2階の荷物を全て処分することになりました。
大きいものはタンスが6本。あと、細かな机等がチラホラとあります。
昔の人が捨てられない、大量の荷物
この家の荷物として大量にあったのが、「2~40年前のお中元・お歳暮」でした。
数で言うと300個くらいあったと思います。
古い民家あるあるです。昔の人は使えるものや人から貰ったものは捨てられない性格の方が多いため、箱のままのお中元・お歳暮が大量に残されていることが多いのです。
タオルとかだと捨てやすいのですが、この家で大量に残っていたのは「味の素 サラダ油セット」とか「ウイスキー」などの液体ものでした。
長期間かけて片付けるのであれば、少しずつ一般ごみに出したり、油を布や小麦粉に吸い込ませて捨てるという方法が安上がりです。
しかし、これだけ荷物があると、毎日必死に処分しても、相当な期間がかかりますし、なにより体力気力をかなり消耗します。
しかも、大津市は規制が厳しく、1日に持ち込めるゴミの量が定められていて、事前にどんなゴミを持ち込むのかを連絡しなければなりません。
ということで、今回は
・1回で持ち込める量のゴミ(燃えるゴミ20袋)は、依頼主様がクリーンセンターに持ち込む。
・大型ごみ5点を粗大ごみの日に回収に来てもらう
・骨とう品屋さんに来てもらい、ある程度買い取ってもらう
・廃棄物業者を呼んで、残りの処分品を引き取ってもらう
・荷物の無くなった家のハウスクリーニングを私が行う。
こういう流れになり、業者はその場で手配しました。
思い出の品が残っているかのチェック
荷物を片付けていると、箱や封筒が出てきます。この中には、写真や日記が入っていることがあります。
中にはお金が隠されていることもあります。
こういったものを捨ててしまわないように、ひとつひとつ確認していきます。
骨とう品屋さんのお引き取り
今回お願いした骨とう品屋さん、とても親切な方で、売り物にならないようなものも、荷物を減らすために持って帰ってくれました。
骨とう品的な価値のあるものはなかったのですが、それでもハイエースいっぱいに積み込んで、買取料も支払って帰られました。
処分にお金のかかるものを買い取って貰えれば、ダブルでお得です。
廃棄物処理業者さんたちのカッコいいお仕事
大きなコンテナにパズルのように隙間なく処分品を詰め込んでいきます。
壊せそうなタンスは壊して容量を減らします。
経験がものをいう積込み作業です。
この作業を1時間半程度で効率よくこなしていくお兄さんたちはとてもカッコいい。
ちなみに、このくらいの量を処分すると、通常14~15万円かかります。
ネットでは「自分でクリーンセンターに持ち込んだので無料で済みました!!」みたいな記事を見かけますが、
この量を自分で処理するのはなかなか難しいので、業者に頼む価値は十分にあると思います。
ハウスクリーニングだけでも見違える!
この家は数年前にリフォームしているので、キッチン、お風呂が新品で、トイレ、洗面所も比較的綺麗な状態でした。
なので、ハウスクリーニングだけでも見違えるようにきれいになります。
この作業は私一人でせっせと行いました。
クリーンセンターに持ち込み
後日、20袋をクリーンセンターに持ち込みました。
自治体によって差はありますが、業者が他人の荷物を持ち込むことは出来ないことが多いです。
大津市は特に厳しく、大津市内にお住まいの方が自分で運転して捨てに行かなければならないので、
車だけお貸しして、捨てに行ってもらいました。
粗大ごみの日に引き取り
この家の前面道路は狭いため、大型ごみ(ソファーセット)5点は大津市内にある実家の駐車場に持って行き、粗大ごみの日に引き取ってもらうことにしました。
こうして、出来る部分は市の処理施設などを活用し、なるべく安く済むようにして、空き家を利用できる状態にまでしました。
依頼主さまにも大変喜んでいただけたことが、何よりの報酬でした。