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空き家について知るために読んだ本4冊!それぞれの本で知ることが出来たことを共有します。

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最近もっぱら読んでいる本のカテゴリといえば「空き家」。
タイトルに空き家と書いているのはもちろん、そこから派生する本も含めて読み漁っています。(湖南市立図書館が空き家に関する情報も充実していてありがたい。)

現時点まで空き家に関する本を4冊読んだのですが、これから空き家の本を読みたい!という方に僕個人が「この本を読めば○○がわかるよ!」というのを訳してみました。(個人の感覚による部分もあるのであしからず)。

時間のない方の為にも最適な一冊が見つかりますように。
それではいきますよ。

(湖南市図書館なら下の4つの本を借りることができます。)


空き家所有者ならまず読むべき!「あなたの空き家問題」





あなたの空き家問題
著者:上田真一 NPO法人空家・空地管理センター 代表理事
初版:2015年10月14日

人生初の空き家に関する書籍で読んだ本がこちら。

空き家活用云々よりもなぜここまで空き家が問題になってきたのか、そして空き家が手放せにくい現状になっているのかをケースごとに紹介しています。

所有者にとっては放ったらかしにしてしまう空き家ですが、そのまま置いておくとどうなるのか…。

・家を放置した時の複数の問題点
・空き家条例が何の条例なのか

空き家所持者はこの本をまず読んでおきましょう。

空き家の活用の可能性が見えてくる!?「空き家問題」





空き家問題
著者:牧野知弘 オラガHSC株式会社代表取締役
初版:2014年7月14日

前半はあなたの空き家問題にも書いている内容が多くあり、空き家の問題点に関して記載されています。

読んで欲しいのは後半部分の空き家活性化の方法。
例えば介護施設の転用やお隣さんと合体して一つの家にするなど「なるほど」と思える空き家活性化の方法が書かれていました。
また素人側ではわからない日本の不動産事情も第三章で50ページほど割いて書かれています。

空き家をシェアハウスやゲストハウスにしたい?なら「他人と暮らす若者達」を読みましょう。





他人と暮らす若者達
著者:久保田裕之
初版:2009年11月22日

空き家活性化の方法のひとつとしてゲストハウスにしたり、シェアハウスにしたりという方法があります。
では実際に僕自身がゲストハウスにいったり、シェアハウスで住んだりしたことはあるか?と言われると、答えはNO!

コワーキングスペースの運営とは別の部分があり、個人的にも興味があったので、まずは本からということで他人と暮らす本を読んでみました。

もちろんシェアハウスやゲストハウスは言葉どおりの意味はわかると思いますが
・実は日本ではシェアハウスが難しかったりする。その理由は?
・シェアすることでのデメリットは?危険性は?病気になったら?どうするの?
・海外の実際のシェア事情
・なぜ日本にもシェアハウスなどの文化が生まれ始めているのか?

はどうでしょうか。この本を読めば体験する前に、その内容を知ることができます。
(ただ体験に勝るものはない。)


2018年までとは?その答えは「空き家は2018年までに手放しなさい」で!





空き家は2018年までに手放しなさい
著者:沖有人 スタイルアクト株式会社 代表取締役
初版:2016年1月15日

空き家を持っている方にとってはかなり興味がそそられるこのタイトル。
なぜ2018年までに売却しなければいけないのか?その答えは本を読んでもらうとして。

ただ僕自身がこの本で感じたのは2018年云々よりも空き家を売る、貸すの具体的な手法が書かれていること。

例えば売るとすれば、売る価格を調べる方法、一戸建て、マンションを売る・貸す・住む場合の比較方法の手法が。
素人の方にとっては知りたい「不動産会社の選び方」「急いで得る場合の注意事項」も書かれています。

貸す場合は契約内容をどうすべきか、借り手を早く見つけるための工夫など。

具体的な手法は行動する人にとってはとても必要な情報。
タイトルだけではなく、空き家を所有している方はその行動を行う前の手法を知るためにぜひ読んでみましょう。

それぞれかぶる内容はあるけれども、その一冊にしかない情報もある。


4冊読んで思ったことは、4冊でかぶっている内容はもちろんあるということです。
空き家に関する問題点は空き家条例への流れ、今後の活用法など。

ただ一冊ごとに「他の本には書いていなかった!」という情報もあり、またそれぞれの著者の目線で感じる空き家に対する認識も知ることができたりと同じカテゴリでも複数読むのはやっぱり大切。

次に読みたいのが、「空き家・空き地をめぐる法律実務」!
正しい知識をしっかりと取り入れて、空き家に関する質問を聞かれた時も最低レベルでも答えられるようになりたいと思います。